コリアの社会と文化

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
275351   日本文化創造学科 後期 2・3・4 2 千 英子

授業の主題(テーマ)
韓国の社会、文化を把握し、異文化に対する理解を深めることを目指す。

授業の目標(講義概要)
現代韓国社会の諸事情を社会史、文化史の側面から追求し、「韓流ブーム」も取り上げて、持続的な国際交流と更なる相互理解を求めて幅広く指導する。教師による講義だけではなく、学生には韓国の社会と文化を学ぶことを通して、日本の社会・文化を逆照射してもらい、自由にテーマを選んで、みんなで楽しく調べ、まとめて、発表するプログラムも設定する。それによって、学生のコミュニケーション能力の向上につながることを目指す。学生が積極的に授業に加わるように日本語で分かりやすく講義する。必要に応じて、CD・ビデオを用いて授業を行なう。

授業計画
第1〜2週 韓国人の生活様式(衣食住特徴)―伝統的衣服、冠婚葬祭における衣服、普段の生活における衣服、伝統料理(朝鮮時代)、健康料理、伝統住居と現代住居など。
第3〜4週 韓国の文化そのT(伝統芸能、スポーツ、遊び、趣味、娯楽)―仮面劇、パンソリ、サッカーと野球、サッカーW杯の共催、シルム、テコンドー、チェギチャギ、ユンノリ、ノルティギ、宝くじ、花札、ビデオ房、漫画、囲碁、海外旅行、登山、温泉、チムチル房など。
第5〜6週 韓国の文化そのU(日本文化の解禁、宗教、冠婚葬祭、映画、音楽)ー韓国人の伝統的な日本人論、反日の書物、日本文化解禁、村上春樹現象、日本人学者現象、宗教別人口、仏教、カトリック、占い、三神、寺、尼僧、婚礼、還暦、葬礼、祭礼、韓国映画の受難期と復興期、、歌謡界の韓日文化交流など。
第7〜8週 韓国社会の仕組みー両班と儒教と現代韓国、学歴社会、受験戦争、高齢化社会など。
第9〜10週 社会生活ー社会福祉、兵役制度、社会問題、手抜き工事、交通事情など。
第11〜12週 韓国語の歴史ー韓国語の変遷過程、敬語、方言、韓国語と朝鮮語の違いなど。
第13〜14週 韓国人の精神世界―自然環境、白衣民族、東方礼儀之国、上昇志向と自尊心、家族意識と民族意識など。

評価方法
定期試験は実施せず、発表、日常の参加状況、提出物などで総合評価する。

テキスト
特になし。プリントなど使用。

備考
韓国語の学習だけではなく、韓国語の変遷過程や韓国の伝統文化についても詳しく勉強してみませんか。積極的に授業に参加しましょう。